逃げ出したかぼちゃの行方は・・・(アンファンクラス)

投稿日:2021.10.26

「実は、今まで皆に隠していたことがあるのよ・・・」

アンファンクラスの担任から、急にそんなことを打ち明けられた子どもたち。

いつもなら、「何々~?」とファンキーに聞き返してくれる子どもたちも、深刻な表情の担任を見て、「シーン」と静まり返っていました。

「今まで皆には内緒にしていたんだけど、実は先生、魔法使いだったんだよ。」

シーン・・・
(いつもなら、突っ込みが入るところなのに、今日はめちゃめちゃ静か。よし、話を続けよう。)←以下、担任の心の声

「先生、お菓子が大好きだから、かぼちゃを魔法でお菓子に変えようとしたんだけれど、失敗しちゃったの。そしたら、かぼちゃが『お化けかぼちゃ』になって、逃げて行っちゃった!」

シーン・・・
(ん?なんか、めちゃめちゃ真剣に聞いてくれてる。よし、話を続けよう。)

「だから、皆、今から魔法使いの弟子になって、逃げた『お化けかぼちゃ』を捕まえに行ってくれるかな?」

シーン・・・(キョロキョロと周りのお友だちの反応を見合いっこ)
「でも、怖い・・・かも・・・」

「大丈夫!今から先生の魔法でみんなを『かぼちゃの妖精さん』にしてあげる!だから、一緒に『お化けかぼちゃ』を捕まえに行こう!」

「は~い!」(うんうん。嬉しい反応。よし、続けよう。)

・・・ということで、先生の魔法でかぼちゃの妖精になった子どもたちは、
園庭にはびこる「お化けかぼちゃ」を探しに出かけました。

はじめの約束では、「皆で一緒に並んで見つけに行こうね。」ということになっていたのですが、園庭の「お化けかぼちゃ」を見つけるや否や、

「あっ!いた~!!」
「ここにもいる~!!」
「捕まえたよ~!」

と散り散りに駆け出していく子どもたち。
(あれ?最初の約束は? 計画してたのと違う。よし、時を戻そう。
 ・・・そんなことできるか~っ!)
(まあでも、「お化けかぼちゃ」を怖がらない勇気と度胸はあるよね。
うん。もう彼らに任せよう。)

あっという間にたくさんの「お化けかぼちゃ」を探し出した子どもたち。

やり遂げた達成感と笑顔が100点だったので、はなまるです!

最後は無事、魔法で、「お化けかぼちゃ」が「宝石キャンディ」になりました。

今日持ち帰った「宝石キャンディ」はみんなの勇気のしるしです。
かぼちゃの妖精さんたち。ありがとう!!